航空安全に関する知識を活かし、ドローンの物流事業を展開
ANAホールディングス(株)
ANAドローンプロジェクト
ANAホールディングスの新規事業を手掛ける部署、デジタル・デザイン・ラボのドローンプロジェクトで、パイロット、整備士、システムエンジニアなどのバックグラウンドを持ったメンバーで構成したチームが担当し、航空機の安全運航に関する知見を活かしたドローン物流サービスの事業化に向けた検証を継続的に実施。空の知見を活かしたドローン総合オペレーションを行い、安心・安全なドローン物流社会の実現を目指している。主に離島・中山間地域における物流課題、医療機関や買い物へのアクセスの不便さなどを解決するため、輸送インフラの一部として地域のニーズや地域特性によって最適な機体を選定し、ドローン物流ネットワークを構築することを目標としている。
関連するSDGs目標・ターゲット
.
.
.
提供状況
未提供だが提供時期の目途あり
開始(予定)時期:
2022年10月
Society 5.0との関連
IoT、
ロボット
ビッグデータ
AI
オープン
イノベーション
その他
パートナー
0
展開国・地域
.
今後の目標/KPI等
定性的評価・実績例
2018年より日本各地でドローン物流の実証実験を重ね、以下の目標を達成。
・医薬品配送実証において、パイロットや航空機整備士といったANAドローンプロジェクトメンバーによる航空機運航の知見を活かし、固定翼型VTOLドローンの運航を実施し、医薬品や血液検体の配送を実現。
・2022年度(「空の産業革命レベル4解禁」)のドローン物流のサービスローンチに向けて、地域に根付いた企業、自治体と協力して配送サービスを検討。
・各地での実証実験を通し、特に離島や山間地域においては長距離飛行が必要なエリアが存在することを把握。実用化に向けて風にも強い機体が求められる中、海外で豊富な実績を有するドイツの製造およびサービスプロバイダー企業、Wingcopter社と事業連携を締結。
定量的評価・実績例
・2021年3月には、往復約30kmの距離を時速100kmに達する固定翼型VTOLドローンで、血液検体などを離島へ配送。通常、フェリーや陸送で約45分かかる行程を、約10分で医薬品を二次離島へ配送することに成功。
・ANAとして、これまで目視外(補助者なし)による運航を約300フライト、目視内やテストフライトによる運航を含めると500フライト以上実施。
・現在まで約75日間、実証実験を通じてドローンを飛行させ、運航の課題やリスク、安全運航に対するノウハウを蓄積。
・目視外飛行許可承認を13回取得。国内全体で70〜80回(2021年10月時点)であり国内での飛行許可数トップの実績。
URL(詳細)
.
ページを閉じる、前ページに戻るなどの操作はブラウザ上で行って下さい。