2050年、脱炭素化への実現に向けた未来のコンセプトシップ
日本郵船(株)
NYKスーパーエコシップ2050
外航海運のゼロエミッション化は大変な努力と困難を伴いますが、達成すべき重要な課題です。2018年11月、当社は(株)MTIおよびフィンランドの船舶技術コンサルタント会社Elomatic社と共同で、新たなコンセプトシップ「NYKスーパーエコシップ2050」を考案しました。船体重量の軽量化や船型の最適化により船体の摩擦抵抗を低減するほか、運航効率の向上とデジタライゼーションの活用も推進し、ハードとソフトの両面からアプローチします。また同時に舶用燃料を温室効果ガスを排出しないゼロエミッション燃料(水素、アンモニアなど)への転換を推進することで、国際海運の脱炭素化への実現に貢献します。
関連するSDGs目標・ターゲット
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提供状況
未提供だが提供時期の目途あり
開始(予定)時期:
2050年中
Society 5.0との関連
IoT、
ロボット
ビッグデータ
AI
オープン
イノベーション
その他
パートナー
0
展開国・地域
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世界 -全域-
今後の目標/KPI等
2050年までに外航海運事業におけるネット・ゼロエミッション(温室効果ガス排出量実質ゼロ)の達成
定性的評価・実績例
水素、アンモニアなどのゼロエミッション燃料研究開発によるサプライチェーン全体の脱炭素化への貢献
定量的評価・実績例
・当社は2017年より関係各社と共同で世界初の水素の国際間サプライチェーン構築の実証事業に着手しています。2020年7月にはブルネイ・ダルサラームの水素化プラントと川崎の脱水素プラント間での水素サプライチェーンの循環が完成し、安定稼働しています。同実証事業を通じ得た知見を踏まえ、今後は水素の輸送にとどまらず、舶用燃料としての水素活用技術の開発や再生可能エネルギーによる水素生産事業への参画を進める予定であり、水素社会実現に向け、水素サプライチェーン全般への参画を進めて参ります。
・当社は2020年8月に関係各社とアンモニアを主燃料とする世界初の液化アンモニアガス運搬専用船、および浮体式アンモニア貯蔵再ガス化設備の実用化に向け、共同研究開発契約を締結しました。他にも、関係各社と世界初のアンモニア燃料タグボートの実用化に向け、共同研究開発契約を締結しています。舶用燃料としてのアンモニア活用のみならず、アンモニアの大量輸送および供給の方法を確立し、国内電力会社が取り組む石炭火力発電所へのアンモニア混焼導入時のソリューションとなることを目指し、海事産業だけでなく、エネルギー産業の脱炭素化に大きく貢献することを期待しています。
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